思いがけないことがきっかけで、中学時代の旧友と再会した。

これは彼女の13歳の息子さんが、被災地へエールを送るべく
油性マジックで一気に描きあげた。
この絵を胸にプリントしたTシャツを作って、
被災地に送ったのだそう。
8月初旬の読売新聞の記事にもなって。
彼は生を受けたときから、
筋ジストロフィーという難しい病気にかかっていた。
彼女とは中学時代に出逢い、共に異国で貴重な体験をして以来、
頻繁には会えずとも、深く繋がりを持ち続けている大切な友人。
頑張りやさんでシンが強くて、かっこいい。
弱音ひとつ吐かず、子育てをしながら、ずっと高校の英語教師をしている。
そんな彼女からのメールは、思いがけない内容だった。
胸がいっぱいになって、すぐに返信ができなくて、
ややあって、受話器をとった。
彼女の「もしもし」という声。
私の挨拶のあと、お互いコトバが見つからない。
思わずふたりとも、泣いていた。
そして、会う約束をした。
久し振りに会った彼女は
相変わらず逞しい笑顔で私を迎えて
「みわちゃん、変わらんなぁ」と言った。
あれこれ話すうち、冒頭のTシャツの話になって、
原画を見せて欲しいと頼んで、お宅にお邪魔することになった。
この絵を彼は、病室で描き、
そして、そのTシャツを見ることは、叶わなかった。
たった13歳の彼は、深い深い愛を残して飛び立った。
彼のこの絵は、わたしの胸の奥の深いところに届いて
しばらくの間、彷徨っていた。
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早速飛んできてくれてありがとう。
福岡の先生、、、そうだったんだ。。。
Webの写真、見ました。
絵の才能を合わせ持ってるのかと思ってしまうほどだね。
繋がりのきっかけはリアルにもいっぱいあるんだよね。
でも大元は人の心なんじゃないかって思う。その応援してるって心が
今の千晶ちゃんを作り上げてるようにも思うよ。
ワタシも何かお手伝いができることあれば、したいなと思います。
この話、伝えておくね。
ありがとう。
- 2011/08/31(Wed) 13:48:09 |
- URL |
- 渥美 美和子 #-
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